【子供でも分かるマネーリテラシー】知っているつもりになっていませんか?お金の種類と正しい付き合い方。

お金は貯めるもの?増やすもの?節約するもの?必要なのはマネーリテラシーの醸成。

結論から言うと上記の3つはどれも正解ではありません。
決して上記3つが外れというわけではありませんが、仮に節約して、貯めて、増やしてもそれだけではお金の価値は十分に活かしきれません。

なぜならば、お金の価値は変動するからです。
今日の100円が明日も100円である保証はどこにもありません。

今日節約して手持ちのお金を増やしても、明日そのお金が同じ価値を持っているかは誰にもわからないんです。

その為、大事なのはお金を寝かせるのではなく、増やしたお金を何に投資するかがとても重要なポイントです。
お金の教育が遅々として進まない日本で、このマネーリテラシーの醸成を欠かしてはいけません。

お金は投資するもの

投資というと投資信託や株、FXを連想する方が多いかと思いますが、投資にはその他にも様々な種類があります。
上記三点のほかにもボクが重要だと考える投資は以下の三点です。

  • エンジェル投資
  • 自己投資
  • 設備投資

エンジェル投資とは起業家のスタートアップを助ける個人投資家のことを指します。

今では起業家とエンジェル投資家を繋げるマッチングサービスもあり、ますますエンジェル投資家の活動は注目を浴びるでしょう。
エンジェル投資は投資よりも起業家支援の側面が強く、起業家と長期的な契約を結ぶ傾向にあります。

次いで自己投資。自己投資は自身のスキルアップのための投資です。

セミナー参加や教材購入、スクールへの参加などに資金を投じます。
コストの低い読書などはまさに自己投資の入り口ともいえるでしょう。
読書は一冊1500~2000円の投資ですが、その著書には著者が何冊もの本や論文を読み仕上げています。それだけで読書の価値は著書購入費と比べても費用対効果が高いことがわかります。

最後に設備投資。

設備投資は主に企業家が自身が経営する企業への物品の新規投入を指します。
車や機械などがイメージされますが、人員拡大などもある種の設備投資といえます。
その他、今ではWEB環境の整備、ホームページ作成やアプリ開発などもリターンが期待できることから今の時代の設備投資といえるでしょう。

預金神話はギャンブル?

上記のことからも投資は直接的にお金でお金を増やすだけではなく、お金でスキルであったりモノであったり人を充実させることも可能です。

しかし日本ではまだまだ投資というとお金でお金を増やす「お金→お金」のイメージが強く根付いています。
それは「増やして貯めたお金がいつまでも同じ価値のまま」といった日本独自の預金神話が背景にあるのではないでしょうか。

預金神話とは読んで字のごとく預金額が多いことを是とする考えです。

テレビでもありますよね?芸能人の貯金額を聞いて「ワーキャー」言っている様子を。
確かに豪邸や8桁9桁の預金通帳など目に見えるモノや数字だけを追いかけてしまうと、そのモノが大きいだったり数字が多いことで満足をしてしまいます。

しかし、仮に消費税が2%上がればそれだけ手元のお金の価値は目減りすることになります。(100円の商品を買うのに108円から110円が必要になるように)

消費税などを見てもわかる通り、実はボクらが持つお金はそれを持つボクらだけで価値を決めることはできず、国の経済政策から生じる日本国内の景気に大きく左右されます。

ある意味では資産運用はギャンブルともいえるテクニックです。しかも自分の意志とかけ離れたところで価値が上限するギャンブルです。

それに対して、自己投資や設備投資、エンジェル投資(以下、非資金リターン型の投資)は自分たちの手の中で行われる長期的な投資となるため、経済状況に大きく左右されることはありません。

だからこそこれからの時代は目先のお金を増やすのではなく、長期的な非資金リターン型の投資を視野に入れていかなくてはいけません。

お金は使って増やすもの

お金を増やすスキルを磨くには様々な方法があります。ちなみにここで増やすというのはお金だけに限定した話ではありません。

自己投資などはお金を必要な時に生み出せるために内在する力を身に付けることです。

しかしそれこそボクらはマネーリテラシーを9年間の義務教育で学んでいないため、どのようにお金を使うかを十分に理解していないのが現状です。

仮にあなたが「このお金で非資金リターン型の投資をしなさい」と100万円を手渡されたらどうやって使いますか?

もしあなたがこれまで投資と言うものに触れてきていないのならば娯楽や嗜好品、贅沢品以外の用途でのお金の使い道には苦慮することでしょう。なぜならば日本の義務教育では子供のうちから正しいお金の使い方を教えてくれないからです。

一番簡単な自己投資ならば、本を読んだり学びの機会を設けることにお金を投じることです。
エンジェル投資や設備投資のようなどちらかと言えば経営者向けの投資と違い、自己投資は誰でも取り組めるうえに比較的安価で取り組め、100万円なんて大金と言わずに月に2000~3000円から始められます

安価ではあるが非資金リターン型の投資といった多くの人が体験したことのない取り組みを通して得た体験は投資の必要性を強く感じ取ることができるはずです。

少額でもいいので自己投資から非資金リターン型の投資を始めよう

グローバルはますます加速し、物事の価値を指し示すお金は世界中の影響を直接的に受けることで既に変動の渦に巻き込まれています。
そんな時代、預金神話はすでに瓦解していることに気づくことがお金と正しく付き合う第一歩です。

とは言えボクも資金投資である株式投資や仮想通貨は行っています。
しかしそれは非資金リターン型の投資に充当するための投資であり、人生設計に組み込むための資産投資ではありません。
お金には「増やすお金」と「使うお金」の二種類が存在しており、その寿命は前者が短期で後者が長期となりますので、ケースバイケースで投資方法を分けることをおススメします。
※ちなみにボクは株式投資や仮想通貨で増やしたお金はアプリ開発やエンジェル投資などすべて非資金リターン型の投資につぎ込んでいます。

大事なのはお金と正しく付き合い、お金を正しく使うこと
その為に節約したり増やしたり貯めたりするのは間違いではありません。

しかし、貯めることをゴールにしては、老後になって「全然足りないじゃん!」なんてことになってからでは手遅れです。

必要な時に必要なお金を生み出せる力を身に付ける、そのための非資金リターン型の投資に取り組んでみませんか。


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あけど亮太(明ヶ戸亮太):経営者×市議会議員
現在40歳:川越市議会議員(現在三期目)・広告会社代表取締役・ICTコンサルタント・FPのマルチタスク / JAPAN MENSA会員
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