【宗教二世が抱える悩みや問題点】アンケートを行っています。

政局ではない、改善に向けての議論を求めて

宗教二世の方が抱えている悩みや問題点をアンケートで広く募っています。

安倍元首相襲撃事件後、旧統一教会による強制的な高額献金や宗教二世などブラック宗教の問題が明るみとなり、メディアをはじめ様々な媒体で宗教の在り方が問われはじめ、これまでに旧統一教会と関係のあった政治家に厳しい意見が飛び交うようになりました。

これは与野党問わず爆弾を抱えている問題ですが、逆の見方をすれば与野党間を越えた議論が生まれるのではと期待をしていました。

しかし、与党は煮え切らない対応を繰り返し、野党はといえば政局的な発信に終始する昨今。改めて議論のポイントを実態に即したものに寄せるべく、宗教二世(三世含む)の方々から実際に抱えている悩みや問題点を募っています。

宗教二世が抱える悩みや問題点アンケート

旧統一教会の信者、元信者の方たちとの意見交換を重ね

今回の問題が明るみになってから、実際に旧統一教会に所属している信者や元信者の方と数多く意見交換をさせていただきました。YouTube

その中で感じたことは「問題の幅広さ」です。

報道では、強制的な高額献金に対する「寄付制度の在り方」が議論の中心となっていますが、宗教二世という強制的に特定の宗教に入信される問題は子どもの選択肢を奪う行為にとどまらず、児童に対する身体的虐待やネグレクト、更には命に係わる信仰を植え付けることもあります。

これらの問題に対応するには地方が受け皿を作るだけでは解決に至らず、根本的な解決には市や県の条例のみならず国の法律改正なども必要となります。

ブラック企業が社会的問題になった際には、青少年雇用促進法の改正(2015年9月)により「ハローワークが労働関係法令違反の企業の新卒求人申込みを受理しない」などの法改正を用いてブラック企業対策を講じてきました。

同じくしてブラック宗教対策にも地方自治体だけではなく、国も本気になってこの問題に取り組むべく、実際に宗教二世として生きてきた方たちの生の声を聞き、更には意見交換を重ね、国へ提出する陳情書を作成していきます。

宗教二世が抱える悩みや問題点アンケート

情報公開の意図

今回のアンケートは氏名以外の情報を公開することを前提に協力をしていただいております。

何故公開するかと言えば、これは性質上仕方がないのですが、メディアから発信される情報は本質的であっても地味なものよりも言葉として派手なもの、インパクト重視になる傾向にあり、実際に宗教二世が抱える問題とのバランスがかけ離れているということを広く伝播させる必要があると考えているからです。

  • 高額献金やネグレクトで家庭崩壊
  • 親問題 、ストーカー行為、親との金銭問題 、孫への勧誘等
  • 親による宗教の強要、信教の自由の権利侵害、誰にも悩みを相談できず一人で葛藤し折り合いをつけるしか解決方法がない
  • 生まれたと同時に入会させられ、やりたくない宗教活動を強制され聞き入れて貰えない
  • 大人になり宗教への反発心と親との関係に悩みうつ病になった

上記は今回のアンケートのほんの一部ですが、この日本にはこのような声が数多く埋もれており、今回の問題を議論するうえで実際に宗教二世で苦しむ人たちの声を聞かなくては上辺だけの議論で収束してしまい、本当の被害者救済に繋がる改善策は生まれません。

宗教二世が抱える悩みや問題点アンケート

陳情書?意見書?

今回のアンケートから陳情書の作成、提出を予定していることは前述の通りです。

その狙いは問題提起と実際に被害にあっている宗教二世の方たちの声を届けることです。

しかし、価値のある効果を考えると、正直な話ですが陳情書は圧倒的に弱い。はっきり言ってパフォーマンスで終わってしまう可能性もあります。

そこで、今回のアンケートの結果を持って賛同してくれる国会議員の方を見つけ出すことができれば、陳情書を請願書へとレベルアップさせて多くの国会議員の目に触れる、効果のあるアプローチが可能です。

その為にも、宗教二世の方たちが抱える問題点を広く伝播することで多くの方たちの目に届け、問題意識の共有を図ってまいります。

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明ヶ戸亮太(あけど亮太):経営者×川越市議会議員
現在41歳:川越市議会議員(現在三期目)・広告会社代表取締役・ICTコンサルタント・ファイナンシャルプランナー / JAPAN MENSA会員 / フィジーカー(APF大会、アスリートモデル部門優勝)
マルチタスク・ラボ
Twitterアカウント
著書:マルチタスク思考

※川越市のプロフィール(川越市HPより抜粋)
川越市は、埼玉県の中央部よりやや南部、武蔵野台地の東北端に位置し、109.13平方キロメートルの面積と35万人を超える人口を有する都市です。
遠く古代より交通の要衝、入間地域の政治の中心として発展してきた川越は、平安時代には桓武平氏の流れをくむ武蔵武士の河越氏が館を構え勢力を伸ばしました。室町時代には、河越城を築城した太田道真・道灌父子の活躍により、扇谷上杉氏(おうぎがやつうえすぎし)が関東での政治・経済・文化の一端を担うとともに、河越の繁栄を築きました。江戸時代には江戸の北の守りとともに舟運を利用した物資の集積地として重要視されました。
大正11年には埼玉県内で初めて市制を施行し、昭和30年には隣接する9村を合併し現在の市域となり、平成15年には埼玉県内で初めて中核市に移行しました。
川越市は、都心から30キロメートルの首都圏に位置するベッドタウンでありながら、商品作物などを生産する近郊農業、交通の利便性を生かした流通業、伝統に培われた商工業、豊かな歴史と文化を資源とする観光など、充実した都市機能を有しています。現在も、埼玉県南西部地域の中心都市として発展を続けています。
市内エリア:本庁管内、芳野地区、古谷地区、南古谷地区、高階地区、福原地区、山田地区、名細地区、霞ケ関地区、霞ケ関北地区、大東地区、川鶴地区

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