落選した立候補者の再就職をサポートする必要は無いと思う地方議員

落選した立候補者の再就職をサポートする必要あり?

落選した立候補者の再就職をサポートする必要あり — 松橋 倫久 https://gunosy.com/articles/eCA1u

上記のような記事を目にしました。
記事に目を通していただくと分かるのですが、ポイントは二点。

  • 落選した議員に就職支援のような制度があっても良いのではないか
  • 議員も副業を持つことで収入面での安定と、その活動からの政策課題が見えるのではないか

ボクは前段については反対、後段については賛成の立場です。

まず前段について。

地方議員は何百億という巨額の予算編成に口出しする立場である

地方議員の仕事は行政の上程する予算案や条例案に良し悪しを付ける立場です。

そして予算案というのは自治体規模にもよりますが数十億から兆にもなるお金に対して「こうすべき」「あーすべき」と口出しをして最終的に賛否を示します。

それだけの規模のお金の使い方に意見をする人間が「落選したからお金に困ってるので行政支援をください」はあまりにもお粗末な話です。

落選して裸一貫になったら生活費も工面できない程度のマネーリテラシーの人が議員にふさわしいかと言えばボクはNOだと言います。

この観点からも「落選した議員に就職支援のような制度があっても良いのではないか」という考え方には反対の立場です。

議員が副業を持つことの是非

記事にもある通り、議員の副業は否定的な目で見られるがメリットもたくさんあります。

それが議員以外の立場を持つことで生まれる独自の視点です。

その視点から見えてくる政策課題はより生活者に密接しているし、副業が議員活動へ悪影響を及ぼさないのであれば決して非難されるモノではないと考えています。

ボク自身、議員以外にも複数の仕事やプロジェクトを手掛けていますが、そこから気づき着手している政策課題は数多くあります。

以上のことから副業推奨という点については賛成の立場であり、この考えがより広がることを期待しています。

まとめ

若者が選挙に出にくい環境とは昔から言われています。その一つが職でありお金の問題ですが、その点について議員に対する支援を手厚くする必要はありません。

ボク自身、議員という立場だから言えますが、議員は屈強であるべきで、支援を必要としない人で良い立場です。もちろん弱者の視点を持つことや気持ちを理解することは大切ですが、それがイコール議員の保障になってはますます市民感覚からかけ離れてしまいます。

この辺りは批判もあるかとは思いますが、記事を目にして日頃思うこととリンクしたのでブログでまとめてみました。


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現在40歳:川越市議会議員(現在三期目)・広告会社代表取締役・ICTコンサルタント・FPのマルチタスク / JAPAN MENSA会員
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