いじめで命を落とすと「〇〇億円」の損失!?

いじめをお金で換算するのは不謹慎?

興味深い論文があったのご紹介します。
「トレーニングの経済的付加価値及び「いじめ」の経済的損失性の教材化」

これは「いじめ」によって命を落とすような事件が起きた際の損失を、お金、いわゆる経済的損失として分析しています

いじめで命を落とすような重大な問題をお金に換算するのは不謹慎だという意見も聞こえてきそうですが、重大な問題だからこそ感情論だけではなくその損失を数値化して分析、対策の議論が必要となります。

なぜならば、問題を数値化して分析することで適切な予算配分が可能となるからです。

学校でいじめによって命を落とすような事件が起きれば、教育委員会による謝罪会見、今後の再発防止策が発表されます。

そこで示される再発防止策の大半は「教職員の質の向上」です。
確かにこれも必要なことですが、常日頃業務が山積している教員に更なる業務を課せばすべてにおいて質が低下する恐れもあります。

その時に数値的根拠があれば「〇〇という損失を防ぐ観点からももっと多くの予算配分が必要である」という議論が初めて成立します。

再発防止策に対してガッツだけで乗り切るのではなく、人を増やす、システムを構築するなどいじめを無くすための予算を投じる口実を数値的根拠から導くのは重要な視点です。

いじめによって命を落とすことによる経済的損失は?

先述した論文で示されているいじめによって命を落とす事件による経済損失は以下の通りです。

→学歴や男女をすべて平均した生涯賃金は、およそ1億9千万円
→「いじめ・生徒間事件に関する裁判」、過去全61件の「いじめ死・いじめ傷害事件」の被害者側の損害賠償請求平均額はおよそ9500 万円

ここで興味深いのは、被害者だけではなく、加害者にも金銭的損失が発生する点を数値化していることです。

当たり前の話ではありますがこのリスクをいじめの加害者は理解をしていない点。これを子どもたちにはしっかりと周知をしていくべきと考えます。

ちなみに上記の被害者・加害者の損失のみならず、教育委員会や行政などの第三者が被る損失(詳細は記載がなかったが組織への信用や労働時間的損失と思われる)が含まれていないなど、いじめによって命を落とすような事件による損失をより具体的に数値化をすれば更に巨額の金額となることが推察されます。

まとめ

いじめには様々なデメリットがあります。

被害者は当然ながら、加害者には金銭的デメリットのみならず社会的信用の損失があります。だっていじめをするような人と仲良くなろうと思う人はいませんからね。(いたとしても同類)

他にもいじめを行うことで失われるのは時間です。その時間を友達を作るだったり他の楽しい遊び、勉強に費やした方が圧倒的に自身のためになります。

いじめを行って得られるものなんて言うのはその場だけ「楽しい(?)」と思う一時的な感情のみです。
それだけのために大きなデメリットを抱えて行うのははっきり言って無駄の一言であり、「いじめ、カッコ悪い」という標語に「いじめ、バカのすること」くらいの言葉をつけ足してもいいんじゃないかなと思っています。

この辺りは大人になって気づくことも多々あるので、子どもたちに対していじめの不毛さを教えていくことも我々世代の責任ではないでしょうか。

いつまで経ってもなくならないいじめ問題。その行為そのものが損失しか生まない愚行ということを広めていきたいと思います。


明ヶ戸亮太(あけど亮太):経営者×川越市議会議員
現在41歳:川越市議会議員(現在三期目)・広告会社代表取締役・ICTコンサルタント・ファイナンシャルプランナー / JAPAN MENSA会員 / フィジーカー(APF大会、アスリートモデル部門優勝)
マルチタスク・ラボ
Twitterアカウント
著書:マルチタスク思考

Amazonで買って支援
↑上記リンクよりお買い物で売り上げの一部がAmazonよりあけど亮太の活動に充てられます

※川越市のプロフィール(川越市HPより抜粋)
川越市は、埼玉県の中央部よりやや南部、武蔵野台地の東北端に位置し、109.13平方キロメートルの面積と35万人を超える人口を有する都市です。
遠く古代より交通の要衝、入間地域の政治の中心として発展してきた川越は、平安時代には桓武平氏の流れをくむ武蔵武士の河越氏が館を構え勢力を伸ばしました。室町時代には、河越城を築城した太田道真・道灌父子の活躍により、扇谷上杉氏(おうぎがやつうえすぎし)が関東での政治・経済・文化の一端を担うとともに、河越の繁栄を築きました。江戸時代には江戸の北の守りとともに舟運を利用した物資の集積地として重要視されました。
大正11年には埼玉県内で初めて市制を施行し、昭和30年には隣接する9村を合併し現在の市域となり、平成15年には埼玉県内で初めて中核市に移行しました。
川越市は、都心から30キロメートルの首都圏に位置するベッドタウンでありながら、商品作物などを生産する近郊農業、交通の利便性を生かした流通業、伝統に培われた商工業、豊かな歴史と文化を資源とする観光など、充実した都市機能を有しています。現在も、埼玉県南西部地域の中心都市として発展を続けています。
市内エリア:本庁管内、芳野地区、古谷地区、南古谷地区、高階地区、福原地区、山田地区、名細地区、霞ケ関地区、霞ケ関北地区、大東地区、川鶴地区

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です